~拉致処分 安倍総理のアリバイ工作~
ジャーナリスト・青木直人氏の著作「拉致処分(ビジネス社)」の第一刷は2005年12月。もう13年近く前の著作になるわけですが、状況は変わることなく拉致処分、国交正常化、経済援助が現実になる日が近づいていると実感します。
今日は倉山満や山村明義といった妄言家が「日朝平壌宣言は日本の勝利だ!」的なことを書いている精神勝利法のソースを探して検索していたのですが、思いがけず産経の阿比留記者が垂れ流す安倍政権のアリバイ工作がヒットしたのでそれについて書くことにしました。
それにしても酷いもんです。
2018.06.21 【阿比留瑠比の極言御免】
日朝交渉文書欠落を振り返る
掻い摘んで内容を挙げていくと、
・安倍総理は紛失した内容については何も知らないと回答
・安倍総理も追及していたと擁護
・にもかかわらず、野党のそれ以上の追及はなかった
「産経新聞は頑張って報じた」
「安倍総理も頑張って追及した」
「しかし野党が追及しなかった」
=「不明な内容で北朝鮮の要求に逆らえなくなっても、野党が追及しなかったから仕方がない。野党のせいだ」
という話に持っていきたいようです。
騙されてはなりません。不明な内容をそのままにして実行しようとしている安倍政権が間違っている、ということを忘れてはなりません。ましてや不明な部分は、増税してまで行われる経済援助の内容についてなのです。
それ以前に隠蔽した田中均本人に出せ、と言えばいいと思うのですが…。
田中均に「隠蔽した記録が出てこなければ平壌宣言を破棄するぞ!」と脅してやればいい。絶対に出てくる。北朝鮮に借りてでも出てくる。サスピシャスガイ・田中均は北朝鮮の為ならなんでもやります。北朝鮮にとって絶対に失いたくない日朝平壌宣言の援助メニューは、破棄されては元も子もないからです。
リンク先の、経済援助の部分だけ少し触れてみます。
風間氏「国交正常化の際に、日本から1兆円規模の経済協力資金を提供するとの合意が図られ文書も交わされたと耳にしている。抜け落ちた公電にはこの部分が記載されていたと思うが、日朝間にそういう約束はあるのか」
↓
↓
「~~日本側は把握していない2回分の記録を北朝鮮側が持ち出し、何を要求してくるか分からない。」
これでは北朝鮮に対して「経済援助の内容は把握していないから好きに請求してきても大丈夫だよ」といっているようなものじゃないですか。野党がまともに追及してこなかったから国益を損ねるような政治をしても仕方がない、という安倍政権の姿勢は怠慢以外のなにものでもありません。